為替相場情報 住友信託銀行
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平成19年03月号
2007年2月22日から3月14日(東京時間)までの外国為替相場振り返り

月21日に日本銀行が政策金利を0.25%引き上げて0.5%としましたが、外国為替相場は利上げの報道直後に1ドル・119.70円台となった後は、「材料出尽くし」感から円安の流れが継続しました。
2月27日の中国・上海の株式相場下落に端を発した世界連鎖株安により、外国為替相場は大きく変動し、3月2日のニューヨーク市場では、1ドル・116.80円台まで円高が進む展開になりました。以降の為替相場は、東京時間ではもみ合う一方で、海外時間になると「円キャリー取引の巻き戻し」と見られる円高が進み、相場全体で神経質な動きになりました。
3月5日以降は、引き続き円キャリー取引の巻き戻しが意識され、1ドル・115円台で始まりましたが、日本の株式市場が反発し、ニューヨーク株やアジア株も下げ止まりを見せたことや、国内個人投資家等の円売り・外貨買いの動きなどを受け、1ドル・118円30銭台まで円安が進みました。
3月12−13日には、米国の弱めの経済指標や住宅市況不安などによりニューヨーク株が値を下げたことから「ドル売り」の動きが強まり、明けた14日の東京市場では1ドル・115円後半−116円付近で推移しています。

(2007年3月14日 17時現在)

住友信託銀行第一公示仲値
(1通貨単位あたり・米ドルの場合1ドルあたり)
米ドル
116.21円(4.92円の円高)
ユーロ
153.32円(5.74円の円高)
豪ドル
90.92円(4.92円の円高)
ニュージーランドドル
79.78円(5.77円の円高)
英ポンド
224.25円(12.26円の円高)
*いずれも2007年3月14日現在。括弧内は、同年2月22日の同比。

住友信託銀行第一公示仲値の推移
(期間:2007年2月22日から3月14日まで)
住友信託銀行第一公示仲値の推移 米ドルvsユーロ比較
住友信託銀行第一公示仲値の推移 米ドルvsオーストラリアドル比較
住友信託銀行第一公示仲値の推移 米ドルvsニュージーランドドル比較
住友信託銀行第一公示仲値の推移 米ドルvsイギリスポンド比較

*過去の実績であり、当社の見通しを示すものではありません。
今後の外国為替相場チェックポイント
2月27日以降の為替相場の不安定な動きは、2月号でご紹介した「円キャリー取引の手じまいになどによる為替相場の変動幅が膨らむリスク」が姿を現した格好になりました。グローバルなマネーの流れがやや変化したと指摘する声が聞かれますが、今回の2月末−3月上旬の円高の進行及びその後の神経質な展開は、「円キャリー取引のポジション調整」的な色合いが強かったものと受け止められています。
米国経済については、軟着陸(ソフトランディング)が予想されているものの、今までのところ、経済指標は強弱混じった状況で、FRB(米連邦準備制度理事会)による「米国利下げ観測」は前進と後退を繰り返す動きとなっています。。
ユーロ圏については、ECB(欧州中央銀行)が、3月8日に大方の予想通り政策金利を引き上げて、3.75%(+0.25%)としました。引き続きトリシェ総裁が、圏内のインフレリスクに対する警戒を表明していることから、「ユーロ圏利上げ継続」見通しが広がっています。しかし、フランス大統領選挙を控え、今年中盤以降には政治面でユーロが弱含む材料が出てくる可能性が高いとする見方もチェックしておきたいところでしょう。
これまで緩和的な金融政策が採られたことを背景に、世界的には過剰流動性(貯蓄過剰的な状況)が引き続き高く、マネーが原油・商品市場に流れて相場を支えていると見られていますが、2月末の中国株式市場発の相場の混乱は、時として、ある市場の悪材料を手がかりに市場参加者の不安心理が膨らみ、幅広い市場で大きく値動きに影響することを示したと言えるでしょう。
当面の為替相場は神経質、かつ、不安定な動きを示す可能性が指摘されていますので、日本・米国・ヨーロッパの政治経済動向のみならず、新興国市場、原油・商品市場の動きについても情報のアンテナを張っておく必要があるでしょう。
(お問い合わせ先)
住友信託銀行株式会社マーケット資金事業部門マーケティングユニットクライアントサービスチーム
メールアドレス:cs@sumitomotrust.co.jp

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あとがき
桜の開花予想の便りとともに、街角ではリクルートスーツに身を包んだ学生とすれ違う機会が多くなってきました。色目は落ち着いた紺色中心で、必ずしも板についた姿ではないのですが、とても爽やかでおしゃれな印象を受けます。肌つやと言い、三十路を超えた筆者は、ついつい気後れしてしまいがちです。
寒暖の差が激しいものの、このような街の雰囲気の変化、マスクをなさる方々、明るさを増した陽射しから、春の訪れが日々感じられるものですね。今月も末になれば、高校野球ファンのお楽しみ、「春の甲子園」が開幕します。今年も、いわゆる「ハンカチ王子」のような、中には皆さんのライバル(?)の登場が「待ち遠しくもあり、不安でもあり」といったところでしょうか。

ご注意ください
●このページは、2007年3月14日現在におけるマーケティングユニットの見解を記したものであり、当社としての見通しとは必ず
しも一致しません。
●このページのデータは、各種の情報源から入手したものですが、正確性、完全性を全面的に保証するものではありません。
●また、作成時点で入手可能なデータに基づき経済・金融情報を提供するものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
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ご愛読ありがとうございました。次回をお楽しみに。
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